
10月に入り各地のサーフでは、シロギスが越冬に備えて荒食いする「落ちギス」のシーズンに突入しています。ただしキスの群れはどこにでも居るわけではなく、また、夏のように同じ距離で釣れ続くイメージは持たない方が無難です。
この時期のキスは大きな群れを作っているケースが多く、エサの溜まりやすい場所がポイントになります。そのため場所のムラがあり、針数分だけ連掛けで釣れたポイントの、ほんの数m横を引いたら無反応ということも決して珍しくありません。

この日は午前8時30分から3時間の実釣で、片天ビンに5~8本針仕掛け、塩で締めたアオイソメを使用して、13~20cmクラスが67匹の釣果でした。ヒットゾーンは波打ち際~3色(1色=25m)とチョイ投げでも届く距離でしたが、ポイントがズレると全く反応がないという典型的な「落ちギス」パターンでした。
この頃は朝晩の気温が低くなり始め、陽の出直後は水深の浅いサーフではキスの活性はあまり高くありません。晩春~夏場にかけてのゴールデンタイムは朝まずめでしたが、「落ちギス」シーズンは陽が昇って海中に直射日光が差す時間帯から水温が温まり、一気にキスの活性が上がります。従って、秋晴れの日は日中が絶好のゴールデンタイムになります。
暑くもなく寒くもない休日は、家族連れでサーフに出掛けてキス釣りに興じてみてはいかがでしょうか?天ぷらに適したサイズがゾロゾロと連で釣れるかもしれませんよ!
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