全国サクラマスサミット2022in米代川

 米代川のサクラマス解禁日となる令和4年4月1日、秋田県北秋田市「ふれあいプラザ コムコム」多目的ホールにて、サクラマス・サツキマスが遡上する全国の有名河川の漁業協同組合関係者が一堂に会し、「持続可能なサクラマス資源の利活用」をテーマに講演を行った。

会場の様子はYouTubeでライブ中継されていた。
開催地を代表して「米代川水系サクラマス協議会」湊屋 啓二 会長より開会の挨拶があった。

 続いて各地の漁業協同組合関係者かより、各河川のサクラマス、サツキマスに関する現状講演があった。

サクラマスの放流に関するデータに基づいた研究結果と、持続性に対する貴重な提言があった。
「義務放流」というあまり馴染みのないワードも見られた。

富山県の庄川では、竿釣りによる釣果数が2020年に激減している現状が発表された。

2021年の岐阜県の長良川の河口堰におけるサツキマス漁獲出荷量は、底辺に見える赤い一直線(ゼロ)だった。
静岡県の狩野川では様々な取り組みを実施し、環境の整備と増殖の方向へ舵を切っていた。
今回のサミットを企画運営して頂いたスタッフ、講師の皆さんに感謝を申し上げます。

 会場には秋田県内各地の内水面漁協関係者も多数参席し、真剣に講義に耳を傾けていた。参席者の中には当日の午前中に米代川でサクラマスに挑んだ人も居たが、雪代による増水という悪条件で残念ながら釣果は見られなかった。

 湊屋会長に寄せられた情報によると、この日の米代川では全体で15~20匹程度のサクラマスがキャッチされたとのこと。明日以降も秋田県内の有力な河川では大勢のアングラーが立ち並ぶ光景が予想されるが、ルールとマナーを守って安全に楽しく渾身の1匹をキャッチして頂きたいと願うばかりだ。

 

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